動物アレルギー

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犬・猫アレルギーの患者さんが沢山おられます。しかしその治療となると昔と同じように避けるしか方法がありません。ダニ・スギ花粉症のような舌下免疫療法はありません。ところがパラダイムシフトと思われるような画期的な研究が、ネスレの会社で行われています。ネスレは世界的な食品会社です。その食品会社が猫のエサ(キャットフード)に鶏にリコムビナント(人工的に作成した)猫抗原 r Fel d1 を投与(注射)して猫の抗体を作成して、その作成した鶏の卵の卵黄には猫抗原に対する抗体(IgY)が沢山含まれています。その卵黄と猫のエサ(キャットフード)を混ぜた食事を猫にさせると、猫の腸から吸収されて、そのIgY抗体が猫の唾液から分泌されて、猫の毛繕いにて猫の抗原にくっついて猫の抗原を低下させるというものです。または不活性化された感染性物質や人口的に作成された抗体IgYを多く含んだ卵を人間が食べて、人間の体にIgY抗体を取り込んで抗原を中和しようというものです。未だ市場には出ていませんが、将来このようなIgY抗体を多く含んだ、キャットフードや卵が多く販売される可能性があります。

Joshua A. Steinberg The curious history behind a biologic-enriched cat food: Hyperimmune avian IgY as a means of oral adoptive passive immunization J Allergy Clin Immunol 2021;148:1473-5