薬剤アレルギー

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 薬剤アレルギーはよくあるアレルギー症状の一つです。しかし意外とその診断は難しい事が多いのが現実です。重症の場合は基本的に血液検査を中心に、皮膚試験も含めて行います。しかし軽症の場合は皮膚試験、血液検査では陽性に出ることが少なく、確認は困難です。今回紹介する論文はアモキシリン(ペニシリンの1種、中耳炎・小児の細菌感染症の第一選択薬)による軽症の薬剤アレルギーに対して負荷試験によって、本当に薬剤アレルギーであるのかを確かめるのが重要であるとの論文です。軽症の薬剤アレルギーを疑われる場合、一般にきっちとした検査をしないで、疑われる薬剤を中止してしまうケースが実際には多いと思われます。しかしこのアモキシリン(商品名:サワシリン、パセトシン)を中止すると、他の薬剤に変更する必要がありますが、他の薬剤に変更すると効果が不十分だったり、耐性菌を作ってしまったりと問題があります。また薬剤アレルギーと思っていたものが、実際は風邪によるウイルスのための発疹だったりすることが70-80%見られるとのことです。アモキシリンで薬剤アレルギーを疑ったときは、しっかり検査をしましょう。

Exlus R Establishing Amoxicillin Allergy in Children through direct graded oral challenge JACIP 2021 9 4060-6