子宮頸がんワクチンを受けましょう
子宮頸がんワクチンが危険であるという一部グループ・マスコミによる副作用キャンペーンによって積極的な勧奨が控えられていますが、名古屋市での大規模な調査によって副作用は否定されました。対象年齢の女子は積極的にワクチンを受けましょう。
子宮がんの罹患数(りかんすう)は、全体として年間約25,200例で、このうち子宮頸がんが約10,900例、子宮体がんが約13,600例、どの部位か情報がない子宮がんが約700例となっています(地域がん登録全国推計値2012年 上皮内がんを除く)。また、子宮がんの死亡数は、全体として年間約6,400人で、このうち子宮頸がんが約2,900人、子宮体がんが約2,200人、どの部位か情報がない子宮がんが約1,300人となっています(人口動態統計2014年)。この子宮頸がん2,900人のうちその2/3の人がワクチンによって命が助かると言われています。すなわち1,930人近くの命がワクチンのみで救われるということです。日本産婦人学会は2015年8月に政府に積極的にワクチンを受けるように要請しています。またWHOも日本のみが子宮頸がんワクチンを受けていないために世界中で日本の若い女性のみが子宮頸がんの危険にさらされていると警告しています。